楽天、ついに本当に「復活」しつつあるのか?ずっと赤字だったあの会社の今をじっくり見てみよう。


楽天、ついに本当に「復活」しつつあるのか?ずっと赤字だったあの会社の今をじっくり見てみよう。


まず現在の株価をチェック

チャートを見ると、2026年5月18日(今日)の楽天グループ株は 768.9円、前日比 -9.4円(-1.21%)で少し下落しています。直近1週間のチャートを見ると、5/15に一時809円台まで急騰した後、5/18にかけて値を下げている形です。この動きは、5月14日に発表された最新決算を受けたものと見られます。


最新決算(2026年Q1):ついに営業黒字化!

楽天グループは5月14日、2026年度第1四半期(1〜3月)の連結決算を発表しました。売上収益は前年同期比14.4%増の6,435億円となり、営業利益が303億円の黒字を達成しました。 

これが市場的に注目されたのは、携帯電話事業に本格参入して以来、第1四半期に営業黒字を達成したのはこれが初めてだったからです。 

ただし最終損益は、186億円の赤字(前年同期は734億円の赤字)と、赤字幅は大きく縮小しました。  黒字まではあと一歩、という状況です。


長かった「赤字のトンネル」からどこまで抜け出せた?

楽天の苦しみの根源はずっと「楽天モバイル」でした。携帯事業参入に莫大な設備投資をつぎ込み、数年にわたり巨額の赤字を計上し続けてきた。

しかし直近の通期決算(2025年12月期)を見ると、流れが変わりつつあることがわかります。

2025年12月期は全セグメントで増収を達成し、売上収益は前年比9.5%増の約2兆4,965億円。Non-GAAP営業利益は約1,062億円と前年比1,407.9%増という驚異的な改善幅となりました。 

さらにモバイル事業では、2025年度のモバイルセグメントのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が、前年比651億円改善で288億円となり、通期での黒字化を達成しました。 

また、楽天モバイルの全契約回線数は2025年12月末時点で1,001万回線に達し、前年比171万回線の純増となりました。 


フィンテックと楽天市場は「稼ぎ頭」として絶好調

モバイルだけじゃなく、楽天グループの強みはエコシステム全体のつながりにあります。

楽天銀行は2025年12月末時点で1,763万口座を突破。預金残高は13.2兆円(前年比10%増)に達し、日銀の政策金利引き上げによる金利収益の拡大もあって、経常収益・経常利益とも四半期過去最高を更新しました。 

楽天証券の証券総合口座数は1,326万口座に達し、NISAの口座数は2026年1月に700万口座を突破。業界トップシェアを誇っています。 


それでも残る課題と注目点

明るいニュースが多い一方で、課題も正直に見ておく必要があります。

2025年12月期は営業黒字化を達成したものの、依然として最終赤字が続いており、財務面のリスクは残っています。また格付けが低いため社債の利率が高水準になるなど、信用リスクも課題です。 

モバイル事業については、楽天経営陣も「先行3社の状況を見ると、モバイルで安定的に稼ぐためには2,000万回線くらいは必要」という感覚を持っており、1,000万回線に到達するまでに5年かかったことを踏まえると、長期的な道のりがあることを示唆しています。 

また2026年は、モバイルの基地局建設加速のため、前年実績629億円から大幅増となる2,000億円強の設備投資を計画しており、先行投資の重さが続きます。 


まとめると

楽天グループは今、長く暗いトンネルをようやく抜けつつある段階です。モバイル事業の赤字縮小、楽天銀行・証券の絶好調、そして2026年Q1での携帯参入後初の第1四半期営業黒字化と、ポジティブな変化が積み重なっています。一方で最終赤字は続いており、今後の設備投資負担も大きい。株価が800円台に乗っては下がることを繰り返しているのも、この「期待と不安が混在する」状況を正直に反映していると言えそうです。

復配(配当の再開)も、現時点では時期未定とされており、連結業績の黒字化と有利子負債の削減を進める中で「適時適切に復配を行えるよう努める」との方針です。 

楽天が本当の意味で「完全復活」を果たすか、これから数年が正念場です。​​​​​​​​​​​​​​​​


※前提として、この画像(過去の値動き)だけを見た直感的・統計的な推測です。投資助言ではありません!  これはAIによる分析や個人的な予想であり、投資助言ではありません。  投資判断は自己責任でお願いします。 

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