Veritas In Silico(130A)、年初来安値から+23.67%の急反発 東レのマイルストーンと新株予約権の綱引きを読む
発行済株式数は約649万株です。10/19終値338円ベースの時価総額は約22億円と、小型の部類に入ります。
10/20 15:30時点の株価は418円(前日比+80円、+23.67%)です。
情報の取得日は2026年10月20日です。10/20の出来高やストップ高かどうかは確認できていません。
昨日338円だったのに、一日で100円ちかく動いた気分だね。これ、乗り遅れたらヤバいやつでしょ!」
年初来高値は1/20の586円でした。そこから見ると、418円はまだ高値の約7割にとどまります。」
じゃあ戻り余地がたっぷりあるってことじゃん!」
10/15の終値は370円でしたから、10/19にかけて下げ続けていたことになります。……データ上は、まだ下落トレンドの途中です。」
溺れかけた人が水面に顔を出した瞬間と同じじゃ。息をついたからといって、岸に着いたわけではない。」
でも勢いは本物だと思うんだけどなあ。」
10/19に東レとのマイルストーン達成のお知らせが出てるよね。これが原因で上がったんでしょ?」
開示の中身、つまりどの段階の成果で、いくらの収入があるのかも、今回の調査では確認できていません。」
クリアしたなら良いニュースじゃん!」
ステージ報酬が入っても、毎月の赤字を埋められるかは別の話です。」
10/13に出た新株予約権の発行が、まさにその資金の話ではないかの。」
10/13には、第5回(行使価額修正条項付)と第6〜9回の新株予約権の第三者割当が発表されました。株が増えれば、1株あたりの取り分は薄まります。ピザを同じ大きさのまま、8切れから10切れに切り直すようなものです。」
ほかにもニュースはあったよね。8月には三菱ガス化学との共同研究で特許出願が出て、後場に急伸した日もあったはず!」
東レの話がまた出てきたら、もっと上がるんじゃない?」
それじゃ上がるたびにブレーキを踏まれるみたいじゃん……。」
……ガンジーさん、こういう場面で先に手を引く勘は、どこから来るんですか。」
本記事は情報提供を目的としたもので、投資勧誘ではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
【Veritas In Silico(130A)買い時・売り時分析|2026年10月20日】
■ 1.現在の株価
Veritas In Silico(ウェリタス・イン・シリコ、130A、東証グロース)は、2026年10月20日に大幅高となりました。
・株価:418円
・前日比:+80円(+23.67%)
・前日終値:338円
・10月19日終値:338円
・10月19日出来高:51,200株
10月20日の418円は、当日の株価情報と一致しています。前日終値338円に対して80円高となり、上昇率は約23.67%です。
■ 2.株価急騰の理由
10月19日、同社は東レ株式会社との共同創薬研究で、重要な研究上のマイルストーンである「ヒット化合物取得」を達成したと発表しました。
今回の研究では、東レが創薬対象として選定したPCSK9遺伝子のmRNAを標的とし、同社の創薬プラットフォームを活用して低分子医薬品の創出を目指しています。
ただし、今回のマイルストーン達成に伴う収入の授受は発生せず、2026年12月期の業績予想にも変更はありません。
そのため、今回の急騰は研究開発の進展に対する期待が背景にあると考えられます。ただし、将来の収益化や医薬品の実用化が確定したわけではありません。
出典:Veritas In Silico公式IR
https://www.veritasinsilico.com/jp/ir/news.html
■ 3.直近の株価動向とチャート分析
10月19日の株価は、始値331円、高値344円、安値331円、終値338円でした。
10月20日は418円まで上昇し、前日終値から大幅に水準を切り上げています。直近の安値圏から急反発した形ですが、急騰後は利益確定売りによって値動きが荒くなる可能性があります。
注目したい価格帯は次のとおりです。
・331~344円:10月19日の安値・高値の範囲。今後の調整局面で意識されるか確認したい価格帯です。
・400円:心理的な節目。株価がこの水準を維持できるかが短期的な焦点です。
・418円:10月20日の株価。急騰後の利益確定売りが出る可能性も考慮したい水準です。
これらは過去の株価を基にした分析上の目安であり、確実な支持線や抵抗線を意味するものではありません。
■ 4.買い時はいつ?
今回のように急騰した銘柄は、上昇に乗り遅れたという理由だけで買うと、高値づかみになる可能性があります。押し目や上昇継続を確認してから判断する方法が考えられます。
【買い候補①:380~400円】
株価が急騰後に380~400円付近まで調整し、下げ止まりの兆候が確認できた場合に検討する価格帯です。
・下落時の売りが一巡しているか
・400円付近を再び回復できるか
・反発時に出来高が伴っているか
下げ止まりを確認できずに下落が続く場合は、無理に買わずに様子を見る選択肢もあります。
【買い候補②:350~370円】
調整がさらに深くなった場合に、次の候補として検討する価格帯です。
・下落の勢いが弱まっているか
・反発の動きが確認できるか
・新株予約権の行使状況に変化がないか
株価が安くなったという理由だけで買うのではなく、反発の兆候と需給の状況を確認することが重要です。
【買い候補③:420円を明確に上回った場合】
420円を上回り、その水準を維持できる場合は、上昇継続を確認してから参加する方法も考えられます。
ただし、急騰後の高値追いになる可能性があるため、出来高や終値での定着を確認したいところです。一時的に420円を超えただけでは、上昇継続の判断材料として不十分です。
※上記の価格帯は売買計画を立てるための参考値であり、将来の株価を予測・保証するものではありません。
■ 5.売り時はいつ?
売り時は、購入価格や保有期間、許容できる損失によって異なります。以下は418円を基準にした短期売買のシナリオ例です。
【利益確定の候補】
・440円:418円から約5.3%上昇。短期的な利益確定を検討する目安。
・460円:418円から約10.0%上昇。上昇が続いた場合の次の利益確定候補。
・480円:418円から約14.8%上昇。材料への期待が続く場合の参考目標。
これらは目標株価の予測ではなく、売買計画を立てるための仮定の価格です。株価の推移や出来高、追加開示によって見直す必要があります。
【損切りの候補】
・400円:418円から約4.3%下落。心理的節目を割り込んだ場合に、保有継続の是非を再検討する水準。
・380円:418円から約9.1%下落。急騰後の上昇分が縮小しているため、損失許容額に応じて撤退を検討する水準。
・350円:418円から約16.3%下落。短期的な上昇シナリオが崩れている可能性を考え、投資理由を再確認したい水準。
損切り価格は必ずしもその価格で約定するとは限りません。株価が急落した場合は、指定価格より不利な価格で売却される可能性があります。
■ 6.注意点:新株予約権による希薄化リスク
同社は10月13日、行使価額修正条項付の第5回新株予約権と第6回から第9回までの新株予約権の発行を発表しました。
新株予約権が行使されて新株が発行されると、発行済み株式数が増加し、既存株主の持分が希薄化する可能性があります。また、行使や売却に伴う需給の変化が株価の重荷になることもあります。
今後は、次の点を確認することが重要です。
・新株予約権の行使状況と残存数
・行使価額の修正状況
・新株発行による希薄化の規模
・資金調達による研究開発の進捗
・追加のIR発表や業績予想の変更
東レとの研究進展は前向きな材料ですが、今回の達成による収入は発生しないと公表されています。研究成果が将来の収益に結び付くまでには、さらなる研究開発が必要になる点にも注意が必要です。
出典:Veritas In Silico公式IR
https://www.veritasinsilico.com/jp/ir/news.html
■ 7.今後の注目材料
【プラス材料】
・東レとの共同創薬研究の進展
・AI創薬プラットフォームの技術的な成果
・将来のマイルストーン収入や事業化への進展
・研究成果に関する追加発表
【マイナス材料】
・新株予約権の行使による株式の希薄化
・研究開発の長期化や収益化の遅れ
・赤字が続くことによる資金需要
・急騰後の利益確定売り
次回の決算発表だけでなく、研究開発の進捗や資金調達の状況も併せて確認したい銘柄です。
次回の第3四半期決算発表は、2026年11月11日を予定しています。
■ 8.総合判断:今は買いか、売りか?
短期的には、東レとの共同創薬研究の進展が注目材料となっています。一方で、418円まで急騰した直後は値動きが荒くなる可能性があり、急いで買う必要があるとは限りません。
・新規購入を検討する場合:380~400円付近への調整と下げ止まりを確認する方法、または420円超えの定着を確認する方法が考えられます。
・すでに保有している場合:440円、460円などの利益確定候補を参考にしながら、購入価格や許容損失に応じて売却方針を決めることが考えられます。
・短期売買の場合:急騰後の反落と、新株予約権に関する需給リスクを特に重視したいところです。
・中長期保有の場合:研究開発の成果が実際の収益に結び付くか、資金調達と株式の希薄化が企業価値にどう影響するかを継続的に確認する必要があります。
結論として、急騰直後の高値追いを避け、押し目での反発確認を優先する戦略が考えられます。ただし、380~400円などの価格帯は確実な買い場を意味するものではなく、株価がその水準まで下がる保証もありません。
※本記事は公開情報に基づく一般的な情報提供であり、特定の株式の購入・売却を推奨するものではありません。記載した価格は分析上の参考値であり、将来の株価や利益を保証するものではありません。投資判断は、最新の開示資料や株価情報を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。


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