ジャパンディスプレイ(6740)茂原工場譲渡で特別利益514億円へ 赤字縮小も株価50円前後、決算から読む3つの焦点
発行済株式数は約45.7億株、時価総額は約2,333億円(日本経済新聞の表示)。売買単位は100株で、50円台なら最低購入金額は5,000円前後です。
株価が低いぶん、1円動くだけで約2%変わる銘柄でもあります。
これって急落じゃないの? 売るなら今? 買うなら今?」
株探では10時22分に50.2円まで戻している。ビルの2階から1階に降りただけで、地下に落ちたわけではない。
率が大きく見えるのは、株価が低いからだ」
そこから見たら今って大暴落じゃん!」
同じ49円でも、どこから測るかで印象が変わる。山頂から見れば下り坂、麓から見れば登った後だ」
6月25日には高値76円から安値55円まで、1日で大きく揺れた日もあった。
この銘柄は、静かに見えて急に走る癖があると心得ておくことじゃ」
トレンドは不明、が正直な答えだ。
出来高も9月30日は約876万株で、6月から7月の3,000万株から1億株超の日々と比べると少ない。……データが薄いのが、どうにも落ち着かない」
どちらかは、わしにも断言できん。
ただ、50円という切りのよい数字は人の心に残りやすい。6月23日の49円や7月9日の終値50円など、この近辺は何度も意識されてきた。
割り込むか、踏みとどまるかを見るのが先じゃな」
時価総額が約2,333億円だから、その2割以上の利益ってことでしょ? これは買いだよ!」
この譲渡益は2027年3月期の第4四半期に特別利益として計上される予定で、本業の営業利益には含まれない。
本業の稼ぐ力とは別の話だ」
8月10日発表の今期第1四半期は、売上が239億円で前年同期比26.3%減。営業損失は12億円で、前年同期の91億円から大きく縮んだ。純損失も35億円で、前年同期の203億円から改善している。
ただし中身は、収入が約4分の1減ったのに、支出をそれ以上に削って赤字を縮めた形だ」
8月には鳥取工場の売却が完了し、9月末には茂原工場の譲渡じゃ。身軽にはなるが、柱である車載が細っておる点は見逃せん」
解説記事では債務超過は解消したとされているが、毎月の生活費はまだ貯金から出ている状態だ。営業黒字化は2028年3月期を想定している、と会社資料を引いた記事にはある」
工場を売って得る臨時収入は、すでに織り込まれているのかもしれん。逆に、本業の黒字化が2028年3月期という先の話であることを重く見ておる人もおろう。
どちらが正解かは、株価が教えてくれるまで分からんのじゃ」
一つ目は、次の決算での営業損失の推移と、現金の減り方。二つ目は、車載の売上が下げ止まるかどうか。三つ目は、会社が打ち出している新規事業の進み具合だ。
解説記事も、大きな変化には新規事業の量産と米国案件の契約が要る、と整理している」
会社の通期業績予想も、予想EPSやPERが「-」表示で不明。目標株価はみんかぶで44円と47円の表示があるが、時点が異なり、アナリスト予想かどうかも確認できていない。あまり当てにしない方がいい」
工場売却の利益がその基準にどう効くかは、会社資料で確かめねばならんが、わしの手元の情報では不明じゃ。
こうした制度の話は、株価が急に動くきっかけにもなる。良い方向にも悪い方向にもな」
6月25日みたいに一気に75円とか行くかもよ!」
買う前に決めておくべきは、いくらで買うかより、どこまで下がったら手放すかじゃ。
100株で5,000円ほどから買える気軽さが、かえって損切りを遅らせる。小さい額だからと放っておくうち、気づけば塩漬けというのは、よく見る光景じゃ」
ただ、判断材料は次の決算で揃う。それまでに分かっていることと、分かっていないことを分けておくだけでも、判断の質は変わる」
……でも、ガンジーさんの言う損切りラインは、ちゃんと決めておくよ」
買うなら、次の決算で赤字の縮小が続いていることを確認できてから。あるいは、6月の安値圏の44円前後を割らずに下げ止まる局面を待つ」
もし手を出すなら、失ってもよい額だけにして、手放す場所を先に決めておくことじゃな」
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/nkd/company/?scode=6740
みんかぶ(ニュース)https://s.minkabu.jp/news/4626415
みんかぶ(日足)https://minkabu.jp/stock/6740/daily_bar
株探 https://s.kabutan.jp/stocks/6740/news/
決算短信(BigGo掲載)https://finance.biggo.jp/news/jpx_tdnet_140120260729501900
解説記事 https://jioinc.jp/investleaders/analysis_6740/
ジャパンディスプレイ(6740)|50円前後での値動き、茂原工場売却による特別利益をどう見るか
【現在の株価】
10月1日9:49時点では49円(前日比-2円、-3.92%)。
その後、株探では10:22時点で50.2円が確認されています。9月30日終値は51円でした。
【買い時】
現在の50円前後は、値動きだけを見ると慎重に確認したい水準です。
理由は、1月6日の年初来安値19円から3月17日の年初来高値164円まで大きく上昇した後、株価が50円前後まで下落しているためです。直近の明確な上昇トレンドは検索では確認できません。
また、8月の第1四半期決算では売上高が前年同期比26.3%減少し、営業損失12億円、純損失35億円でした。一方、営業損失は前年同期の91億円から大幅に縮小しています。
買いを検討する場合は、50円前後で下げ止まるか、出来高を伴って50円台を明確に回復できるかを確認する方法があります。
特に、
・50円前後で下げ止まる
・51~52円付近を回復する
・出来高が増加する
・その後も高値を切り上げる
といった動きが確認できれば、株価の反転を確認してから検討する材料になります。
反対に、50円を明確に割り込み、さらに安値を更新する場合は、下落が続く可能性があるため、急いで買わず値動きを確認する局面と考えられます。
【売り時】
短期的には、まず50円台を回復できるかがポイントになります。
50円台を回復した後に上昇が続く場合は、直近高値や過去の戻り高値を確認しながら、利益確定を検討する方法があります。
一方、株価が再び50円を割り込み、下落基調が強まる場合は、含み損を拡大させないために、あらかじめ決めた損切り水準に従って売却を検討することも重要です。
「何円になったら必ず売る」という水準は、取得価格や投資期間によって変わるため、一律には決められません。
【今後の注目材料】
今回の大きな材料は茂原工場の譲渡です。
ジャパンディスプレイは9月30日、茂原工場を新光電気工業へ譲渡すると発表。譲渡益約514億円を2027年3月期第4四半期に特別利益として計上する予定です。
また、8月には鳥取工場の売却も完了しています。
これらによって財務面の改善が進む一方、工場売却による特別利益は本業の営業利益とは異なります。そのため、「特別利益が出る=本業が黒字化した」とは考えず、営業損益の改善を別に確認する必要があります。
会社は営業黒字化について2028年3月期を想定しているとされています。
【買い時・売り時まとめ】
買いを検討するポイント
・50円前後で下げ止まる
・51~52円付近を回復する
・出来高を伴って上昇する
・高値を切り上げる動きが確認できる
慎重に見たいポイント
・50円を明確に割り込む
・安値更新が続く
・出来高を伴って下落する
売りを検討するポイント
・上昇後、直近高値付近で上値が重くなる
・急騰して短期間で利益が大きくなった
・50円を割り込み下落基調が強まる
・自分で決めた損切り水準に到達する
【まとめ】
ジャパンディスプレイは現在50円前後で推移しており、工場売却による財務改善材料がある一方、本業ではまだ営業赤字が続いています。
そのため、50円前後という株価だけで判断するのではなく、「50円台を維持できるか」「出来高を伴って上昇できるか」「営業損益がさらに改善するか」を確認することが重要です。
短期では50円前後の値動きを確認し、上昇の勢いが確認できてから買いを検討する方法があります。売りについては、上昇時の利益確定と、下落時の損失管理をあらかじめ決めておくことがポイントになります。
※本記事は公開情報をもとに株価や企業情報を整理したもので、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任と判断で行ってください。
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