HENNGE(4475)プライム昇格・増配と公募増資が同時発表、1,831円の株価は買いか待ちか
2026年10月8日の午前11:30時点の株価は1,831円(前日比プラス79円、プラス4.51%)です。10月2日の大引け後に、プライム市場への移行、増配、公募増資がまとめて発表されました。今回は一休・ベッカー・ガンジーの3人に語り合ってもらいます。
昨日1,752円で引けたのに、もう盛り返してる。年初来高値の1,866円もすぐそこじゃないか。乗るなら今でしょ!」
1週間足らずで上下に5%前後も振れています。これは上昇トレンドというより、ただのシーソーです。」
1年で稼ぐ予定のお小遣いを、半年で達成したみたいなものじゃないか。勢いは本物でしょ!」
昨日は1,866円まで買われて、1,752円まで押し戻された。あの高値で買った人は今、胃が痛いかもしれんのう。」
手のひらを返す人が多い局面では、理屈どおりの値動きにはなりにくい。……なのに、なぜこんなに素直に上がるんだ。」
今日の午前の上昇が午後も続くかは、わしにも分からん。わからんことは、分からんと認めるのが大人の相場じゃ。」
ARR、つまり毎年積み上がる月額課金の年換算収益は125.19億円です。通期予想の変更はありません。」
しかも増配もあるんでしょ?年間配当が5円から11円って、倍以上だよ!」
調達資金は広告宣伝費や人材採用費に回す予定とのことじゃな。」
発行済み株式約3,250万株に対し、新株110万株は約3.4%に当たります。1株あたりの取り分は、その分だけ薄まる可能性があります。これを希薄化と呼びます。成長資金が薄まり以上の価値を生めば、報われる。そこが勝負どころです。」
市場の格が上がる話は、投資家の目に留まりやすい。じゃが、すでに織り込んでいる人もおるじゃろう。」
第3四半期までの累計営業利益が約18.5億円ですから、最後の3カ月は利益が小さく見える。種をまく期間に入る、ということです。」
10月1日から新製品が加わった。パスワード管理、メッシュネットワーク、ドメイン保護などじゃ。広告費を先に使った分が、受注やARRの伸びにつながるか。それが次の焦点になる。」
一方でROEの予想は43.5%と高い。高い成長を織り込んだ価格だ、ということです。参考までに、みんかぶの目標株価は1,355円、株予報の理論株価は1,488円で、いずれも今の株価より低めです。」
公募増資では、発行価格が決まる日が一つの山場になる。その価格と今の株価の差は、市場の温度計になるじゃろう。わしは、発行価格の決定内容をまだ確認できておらん。分かるまでは、決めつけん。」
増資は成長のためのガソリンだと思う。ただ、ガンジーさんに言われたとおり、入る前に損切りラインだけは決めておくよ。」
買うにしても、資金を何回かに分け、一度で全力を出さぬことじゃ。相場は逃げん。逃げるのは、いつも慌てた人のお金じゃよ。」
【HENNGE(4475)】増資後に急反発!1,800円台回復で買い時と売り時をどう考える?
■現在の株価
2026年10月8日11:30時点で、HENNGE(4475)は1,831円、前日比+79円(+4.51%)です。
この10月8日の株価は、ご提示いただいた画面の数値です。検索では同時刻の株価を確認できなかったため、10月8日のリアルタイム株価については画面の数値を基準にしています。
前日10月7日の終値は1,752円。10月7日は前日比-42円(-2.34%)でした。
10月7日は始値1,850円、高値1,866円、安値1,734円、出来高約140.6万株となっています。
10月7日の高値1,866円は年初来高値を更新しており、株価そのものはかなり強い位置まで上昇しています。
一方で、10月2日に発表された公募増資・株式売出しによる需給面への警戒も残っています。
■直近の株価推移
・10月5日:1,671円(-89円/-5.06%)
・10月6日:1,794円(+123円/+7.36%)
・10月7日:1,752円(-42円/-2.34%)
・10月8日11:30:1,831円(+79円/+4.51%)
10月5日に大きく下落した後、10月6日に急反発。
10月7日は一度押されましたが、10月8日は再び1,800円台を回復しています。
ただし、ここ数日は値動きがかなり大きく、現時点では「上昇トレンドが完全に確定した」と判断するよりも、急騰と押し目を繰り返している局面として見る方が慎重です。
■HENNGEの強材料
今回のHENNGEには、株価を支える材料も複数あります。
◆プライム市場へ市場区分変更
10月20日〜22日のいずれかの受渡期日で、プライム市場へ市場区分が変更される予定です。
市場区分変更によって機関投資家などからの注目度が高まる可能性があります。
ただし、市場区分変更だけで株価上昇が保証されるわけではありません。
◆増配
2026年9月期の期末配当予想は、従来の3円から8円へ引き上げられました。
年間配当は11円となる予定で、前期の5円から増配となります。
業績だけでなく株主還元を強化している点はプラス材料です。
◆業績は増収増益
2026年9月期第3四半期累計では、
売上高:93.9億円(前年同期比+17.1%)
営業利益:18.54億円(+17.4%)
純利益:13.61億円(+28.7%)
となっています。
ARRは125.19億円。
HENNGE Oneを中心としたストック型ビジネスの成長が続いていることは、長期的に見るうえで重要なポイントです。
◆新製品・新プラン
HENNGE Oneでは10月1日から新製品・新プランが提供開始されています。
今後の契約数やARRの伸びにつながるかどうかが、次の決算を見るうえで重要になります。
■注意したい材料
一方で、現在のHENNGEには無視できない注意点があります。
◆公募増資による株式希薄化
公募で新株110万株を発行する予定です。
さらに株式売出し138万株、オーバーアロットメントによる売出し最大37.2万株も予定されています。
公募増資によって会社に資金が入る一方、新株発行による株式数増加は既存株主にとって希薄化要因になります。
調達資金は広告宣伝費や人材採用費などに使われる予定です。
つまり、今回の増資は単純な悪材料ではなく、「成長投資のための増資」と見ることもできます。
重要なのは、増資によって増えた資金を使って今後どれだけ売上高・ARR・利益を伸ばせるかです。
◆株価はすでにかなり上昇
年初来安値は880円。
そこから1,831円まで上昇しており、約2倍の水準です。
さらに10月7日には1,866円まで上昇して年初来高値を更新しています。
業績が成長しているとはいえ、株価もその成長期待をかなり織り込んでいる可能性があります。
予想PERも約34倍と、割安感を強く主張できる水準ではありません。
◆目標株価との乖離
みんかぶでは目標株価1,355円、売買予想「売り」。
株予報の理論株価は1,488円で「割高」とされています。
もちろん、これらは各サービス独自の算定結果であり、将来の株価を保証するものではありません。
ただし、現在の1,831円という株価に対して、割高と評価する指標もある点には注意が必要です。
■買い時はどこ?
現在の1,831円付近を積極的に追いかけて買うよりも、「押し目を待つ」という考え方が比較的慎重です。
◆第一候補:1,730〜1,760円付近
10月7日の安値は1,734円。
また10月7日の終値は1,752円でした。
このため、1,730〜1,760円付近まで下落しても大きく崩れず、再び反発する動きが確認できれば、押し目候補として注目しやすくなります。
特に1,750円前後で下げ止まり、出来高を伴って反発する形になれば、短期的には買いを検討する材料になります。
◆第二候補:1,670〜1,700円付近
10月5日の終値は1,671円。
10月6日の急反発前の水準でもあります。
もし株価が1,700円を割り込み、1,670円前後まで調整した場合には、過去数日の値動きを考えると重要な確認ポイントになります。
ただし、単純に価格が下がっただけで買うのではなく、1,670円前後で下げ止まるかを確認したいところです。
◆上昇確認型なら1,866円突破
逆に押し目を待たず、上昇の勢いを確認してから判断する方法もあります。
10月7日の高値は1,866円。
ここを明確に上抜け、出来高を伴って高値圏を維持できるなら、年初来高値更新による上昇トレンド継続を確認する動きになります。
ただし、この場合は高値掴みになる可能性もあるため、リスクは押し目買いより高くなります。
■売り時はどこ?
売り時については、「利益確定」と「下落時のリスク管理」を分けて考えることが重要です。
◆短期的な利益確定候補:1,850〜1,900円
現在値1,831円に対して、1,850〜1,900円は心理的にも意識されやすい価格帯です。
すでに1,866円まで上昇しているため、この付近で上値が重くなり、出来高を伴った陰線が増える場合には、短期的な利益確定を検討するポイントになります。
◆上昇継続なら2,000円が次の目安
1,866円を突破して上昇が続いた場合、次に意識されやすいのが2,000円という節目です。
ただし、2,000円を目標価格として断定するのではなく、実際に株価が1,866円を突破できるか、突破後にその水準を維持できるかを確認することが重要です。
◆下落時の警戒ライン:1,670円前後
1,670円付近を明確に割り込み、その後も戻せない場合は注意が必要です。
10月5日の終値が1,671円だったため、ここを下回って推移する場合、直近の反発局面が崩れる可能性があります。
さらに下落が続く場合は、無理に買い増しせず、業績・増資後の需給・出来高を改めて確認する場面です。
■チャートから見る重要ポイント
現在のチャートでは、
1,866円:直近の高値・年初来高値
1,830円前後:10月8日現在の水準
1,750円前後:直近の終値水準
1,730円前後:10月7日の安値
1,670円前後:10月5日の終値
という価格帯が重要になります。
特に1,866円を突破できるか、それとも1,750円前後まで押し戻されるかが、短期的な方向を見るうえでポイントになりそうです。
■一休の見方
「業績はしっかり伸びているし、プライム市場への変更や増配もある。10月5日に売られた後、すぐに1,800円台まで戻しているのは強いね。
もし1,750円前後で下げ止まるなら、押し目を狙いたくなる銘柄だと思うよ。
ただ、1,866円を突破する前に高値を追いかけるのは少し慎重にしたいかな。」
■ベッカーの見方
「HENNGEは売上高、営業利益、純利益がいずれも増加しており、ARRも拡大しています。
一方、公募増資による希薄化と、すでに年初来安値から大きく上昇している点には注意が必要です。
現在の予想PERも約34倍で、株価が業績成長をある程度織り込んでいる可能性があります。
したがって、買うなら株価だけではなく、1,730〜1,760円付近で下げ止まるか、あるいは1,866円を明確に突破できるかを確認したいところです。」
■ガンジーの見方
「私は少し慎重に見ます。
増資による資金調達が今後の成長につながればプラスですが、現時点ではその成果はまだこれからです。
株価はすでに年初来安値の880円から大きく上昇しています。
だからこそ、上がっているから買うのではなく、下落したときにどこで止まるのかを確認したいです。
特に1,670円前後を割り込むようなら、買いを急がず状況を見直したいですね。」
■買い時・売り時まとめ
◆買いを検討しやすい水準
第一候補:1,730〜1,760円付近
第二候補:1,670〜1,700円付近
上昇確認:1,866円を明確に突破した場合
◆売り・利益確定を検討しやすい水準
短期:1,850〜1,900円付近で上値が重くなった場合
上昇継続:1,866円突破後は2,000円付近を意識
下落警戒:1,670円前後を明確に割り込んだ場合
■最終判断
HENNGEは、業績面では増収増益が続いており、ARRも125.19億円まで拡大しています。
さらにプライム市場への市場区分変更や増配、新製品・新プランの開始など、今後の成長を期待させる材料があります。
一方で、公募増資による希薄化、予想PER約34倍という株価水準、年初来安値880円からの大幅上昇には注意が必要です。
現在の1,831円付近は、安値圏から拾う局面というより、直近の上昇が続くのかを見極める価格帯と考えられます。
買いを検討する場合は、1,730〜1,760円付近で下げ止まるかを確認する方法が一つ。
より深い調整なら1,670〜1,700円付近も確認ポイントになります。
反対に、1,866円を出来高を伴って明確に突破できれば、年初来高値更新による上昇継続を確認する動きとして注目できます。
ただし、株価が上昇しているからといって、必ずしも今後も上昇するとは限りません。
増資後の需給、ARRの成長、利益率、新サービスへの広告投資の効果、そして11月5日前後に予定される本決算を確認しながら判断したい銘柄です。
この記事は公開情報をもとにした情報整理・分析であり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断は、ご自身の資産状況や投資方針、リスク許容度を踏まえて慎重にご判断ください。


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