フジクラ(5803)、純利益予想3,260億円の上方修正後も株価は10月2日比で約2割安 ― 反発の4,329円は押し目か
この記事では、2026年10月21日10時9分時点の株価(4,329円、前日比+137円、+3.27%)をもとに、一休・ベッカー・ガンジーの3人が語り合います。
昨日あれだけ下がったのに、もう戻してる。これは買いチャンスでしょ!」
今日の+137円は、その下げ幅の半分にも届いていない。10メートル転んで4メートル起き上がっただけで、まだ6メートル分は地面にいる。」
でも、じゃあなんで昨日そんなに下がったの?悪いニュースがあったんでしょ?」
分かっているのは、10月20日に日経平均が841円安の続落で、AI・半導体関連株中心に売りが優勢だったことだけだ。
業績は過去最高を更新しているのに、株価はそれと逆に動く。……データはこう言っているのに、なぜだ。」
数字を並べてみようかの。10月2日の終値は5,598円、10月16日は4,503円、10月19日は4,482円、そして昨日が4,192円じゃ。
10月2日から今日までで、およそ23%下がっておる。」
じゃあ今は、すごく割安ってことだよね?高値は7,933円なんだから、まだまだ上がるでしょ!」
チャートを見ると、4,500円前後で2日ほど踏みとどまったあと、昨日それを割り込んだ形になっておる。昨日の安値は4,141円じゃ。
今日の反発は、その安値から戻す動きに見える。ただ、まだ割れた4,500円の手前じゃな。あの水準は、戻りを売りたい人が待っている場所になりやすい。」
補足すると、複数の情報源で今日の数値に差がある。株探の特別気配では4,332円(+140円)、寄り付き直後のInvesting.com記事では4,387円(+4.65%)だった。
時刻が違うだけで、同じ日の値動きの別の瞬間を見ている。」
うーん、ジェットコースターに乗ってる気分だ……」
今日の+3%は、ただの上げではない。昨日の-6.5%に対する、ほんの半分の戻りじゃよ。」
さっきベッカーが、過去最高だって言ってたけど!」
売上高は前期比48%増の1兆7,550億円、営業利益は2.3倍の4,320億円の見込みだ。
例えるなら、「1年で稼ぐ予定のお小遣いを、見直したら2倍以上に引き上げた」ようなものだ。しかも6月にも一度上げている。」
それなら株価が下がってるのは、ただのバグでしょ!」
市場予想平均(QUICKコンセンサス)の純利益2,484億円を大きく上回ったことが理由とされている。
要因は、ハイパースケーラー(大手クラウド事業者)がアジアで開発するデータセンター向けの光ファイバー関連製品の大型受注と、値上げの浸透だ。」
良い決算を受けて上がった分を、すべて吐き出してさらに下にいる。
業績が変わっていないのに株価が下がったなら、市場の「期待」の方が変わったと考えるのが自然じゃろう。」
さらに、岡田社長は決算説明会で、10〜12月期の受注はほぼ確定し、1〜3月期も需要が続くという情報を得ていると述べている。」
あの社長は、予想外の受注で業績に影響が出る場合は、四半期ごとに限らずその都度公表したいと話しておる。つまり、数字が大きく動く余地がある会社ということじゃ。
良い方にも、期待に届かない方にもな。」
ただし、純利益予想の数字には情報源によって差がある。3,260億円とする記事が多いが、みんかぶの決算ページには「3,160億円から4,530億円へ」という記載もある。会社IRの一次資料で確認した方がいい。」
次のイベントを教えて!」
上期の会社予想は、売上高8,210億円(前年同期比+46.9%)、営業利益1,980億円(同+119.6%)となっている。この水準を達成し、さらに通期の見通しをどう語るかが焦点になる。」
7,000円くらいまで行くって聞いたけど!」
同じ「目標株価」でも、集計方法や時期が違えば1,900円近く差が出る。どちらも今の4,329円より上だが、一つの数字を信じ切るのは危険だ。」
わしが気にするのは、値動きの荒さじゃよ。ここ3週間で2割以上動いておる。買うなら、一度に全部ではなく、何回かに分けて入る方が心にも優しいぞ。」
11月10日までに上がっちゃったらどうするの?」
逆に、全力で買ったあとに4,141円を割り込んだら、眠れぬ夜を過ごすのはおぬしじゃぞ。
相場では、取り逃した利益より、取り返しのつかない損の方が重いものじゃ。」
なお、直近1か月(9月21日〜10月21日)のフジクラ固有のニュースや材料は、今回の検索では見つからなかった。「不明」だ。
ニュースがないのに株価が2割動いている。つまり、今の値動きは業績ではなく、市場全体の雰囲気に引っ張られている可能性がある。」
ぼくは今日の4,329円、買いたい!ここが出発点になると思う!」
11月10日の中間決算を確認し、4,500円付近を回復できるかを見てからでも遅くない。押し目を待つ。……データ上は強気なんだがな。」
買うと決めたとしても、昨日の安値4,141円を割ったらどうするか、先に決めておくことじゃ。」
【フジクラ(5803)買い時・売り時分析】2026年10月21日
■ 現在の株価とチャート
株価:4,329円(前日比+137円、+3.27%)
基準時刻:2026年10月21日10時09分(提示画面の数値)
※上記株価は提示画面に基づく数値です。株探の時系列データでは、10月21日の終値は4,402円(前日比+210円、+5.0%)でした。以下の分析は、10月21日午前の状況を基準にしています。株価は取得時刻によって異なります。
10月20日の終値は4,192円(前日比-290円、-6.47%)。10月21日は反発しましたが、直近の下落を完全に取り戻したわけではありません。
10月2日の終値5,598円から10月20日の4,192円まで下落しており、短期的には下落圧力が強まっていたことが分かります。10月21日の反発が本格的な上昇トレンドへの転換につながるかは、今後の値動きを確認する必要があります。
出典:株探
https://s.kabutan.jp/stocks/5803/historical_prices/daily/
■ 業績と成長性
フジクラは、光ファイバーや通信インフラ関連製品などを手掛ける企業です。AIデータセンターの拡大に伴う通信需要は、中長期的な成長テーマとして注目されています。
2026年8月7日に発表された2027年3月期の通期連結業績予想は、次のとおりです。
・売上高:1兆7,550億円
・営業利益:4,320億円
・経常利益:4,530億円
・親会社株主に帰属する当期純利益:3,260億円
会社は業績予想を上方修正しており、経常利益の予想は従来の3,160億円から4,530億円へ引き上げられました。
2027年3月期第1四半期の実績は、売上高4,020億円(前年同期比+50.1%)、営業利益1,048億円(同約2.6倍)、経常利益1,115億円(同約2.7倍)でした。
業績の伸びは評価材料ですが、株価には将来の成長期待が織り込まれている可能性があります。好業績だけを理由に、現在の株価が割安だと判断することはできません。
出典:株探
https://s.kabutan.jp/news/k202608070147/
■ 買い時の考え方
【短期投資】
10月21日の反発局面では、急いで買うよりも、下げ止まりや上値を維持できるかを確認する方法が考えられます。
◆ 4,200円前後:押し目を検討する水準
10月20日の終値4,192円に近い水準です。株価がこの付近まで下がった場合、下げ止まりや反発の兆しがあるかを確認します。
ただし、4,200円は過去の株価を参考にした観察水準であり、強い支持線と確定したわけではありません。株価が下落を続ける場合は、無理に買い向かわず、様子を見る選択肢もあります。
◆ 4,400円前後:反発の持続性を確認する水準
株価が4,400円前後を回復し、その水準を維持できるかを確認します。出来高や市場全体の動向も併せて見て、上昇が続く可能性を判断します。
ただし、4,400円を超えただけで上昇トレンドへの転換が確定するわけではありません。
◆ 中長期投資:複数回に分けた購入を検討
AIデータセンター向け需要や業績成長を重視する場合は、受注動向、利益率、業績予想の達成度を確認しながら判断します。一度にまとめて購入するのではなく、購入時期を分ける方法もあります。
ただし、分散購入でも株価下落による損失を防げるわけではありません。投資資金や許容損失を事前に決めておくことが重要です。
■ 売り時の考え方
【短期投資】
◆ 4,400円前後:上値の重さを確認
この水準を回復しても株価が伸び悩む場合は、反発の勢いが弱まっている可能性があります。短期売買では、事前に決めた利益確定条件に従って一部売却を検討する考え方があります。
◆ 4,500円前後:戻り売りの有無を確認
10月16日の終値4,503円に近い水準です。株価が戻った際に売りが強まるか、上抜けて維持できるかを確認します。
4,500円前後は過去の株価を参考にした観察水準であり、必ず反落する価格ではありません。
◆ 4,800〜5,000円:上昇が続いた場合の次の検討ゾーン
株価が反発を続けた場合に、利益確定を検討する候補となる水準です。ただし、到達を保証する目標価格ではありません。上昇の勢いが弱まった場合は、目標に固執せず判断を見直します。
【損切りの考え方】
◆ 4,200円を明確に下回る場合
前日終値に近い水準を下回り、下落が続く場合は、反発シナリオが崩れる可能性に注意します。保有継続の可否や損失許容額を再確認する目安となります。
◆ 購入価格からの下落率で管理する方法
例えば、購入価格から5〜8%下落した場合に売却を検討するなど、あらかじめ損失の上限を設定する方法があります。具体的な水準は購入価格や投資期間、許容できる損失額によって異なります。
なお、損切り水準は将来の下落を予測するものではなく、損失管理のための目安です。急変時には想定した価格で売却できない場合もあります。
■ 今後の注目ポイント
1.2026年11月10日予定の中間決算
業績予想の達成度、受注動向、AIデータセンター関連需要の持続性を確認します。決算発表前後は市場予想との差によって株価が大きく変動する可能性があります。発表日程は会社IRで最新情報を確認してください。
2.AI・半導体関連株の相場動向
フジクラの株価は、個別業績だけでなく、AI関連株への資金流入や市場全体のリスク回避の影響を受ける可能性があります。
3.出来高と株価の反応
反発時に出来高が増えているか、上昇後に売りが強まっていないかを確認します。株価が上昇しても高値を維持できない場合は、反発の勢いが弱い可能性があります。
4.業績予想と実績の進捗
会社が公表した業績予想と、その後の決算実績を比較することが重要です。AI関連需要が強くても、利益率や受注環境が変化すれば株価に影響する可能性があります。
■ 総合判断
フジクラは、AIデータセンター向け光ファイバー需要と業績成長が注目される一方、10月上旬から株価が大きく下落していました。10月21日は反発していますが、短期的な下落基調が終了したと断定するには、さらなる値動きの確認が必要です。
短期投資では、4,200円前後で下げ止まるか、4,400円前後を回復して維持できるかを観察し、反発の持続性を見極める方法が考えられます。上昇した場合は4,500円前後での反応を確認し、値動きに応じて利益確定を検討します。
中長期投資では、AI関連需要への期待だけで判断せず、業績予想の達成度、受注動向、株価水準を総合的に評価することが重要です。
買い時・売り時の価格は、過去の株価を参考にしたシナリオ上の目安であり、将来の株価や利益を保証するものではありません。投資期間や許容損失額に応じて、売買判断を行う必要があります。
※本記事は公開情報に基づく一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、ご自身の責任で行ってください。


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