ZenmuTech(338A)が株価急伸、ストップ高に — 中間期は損失拡大も材料株としての値動き続く
ZenmuTech(証券コード338A、東証グロース)は、秘密分散技術を用いたセキュリティソリューションを手がける企業です。主力製品「ZENMU Virtual Drive」は、PC内のデータを意味のない断片に分割・分散保存することで情報漏洩リスクを抑える仕組みで、野村総合研究所や日立製作所、デロイト トーマツ グループなどとの取引実績があります。2025年3月に東証グロース市場へ上場しました。
2026年9月2日午前、同社株はストップ高水準まで買われ、前日比+500円(+23.42%)の2,635円をつけました(9:29時点、リアルタイム)。直近ではチャート上、8月中旬から下旬にかけて2,000円前後で推移していましたが、8月31日には前日比+6.02%の2,324円まで上昇するなど、月末にかけて出来高を伴った上昇基調が続いていました。今回のストップ高もその流れを引き継ぐ形です。
ただし、この銘柄はボラティリティが大きいことでも知られています。2025年10月にも、秘密分散技術を用いた新製品の販売開始という材料でストップ高となった実績があり、材料次第で大きく値が動く傾向があります。
直近の決算は8月13日発表の2026年12月期中間決算です。売上高は前年同期比0.3%増の約3億600万円とほぼ横ばいだった一方、販管費の増加により営業損失は約9,900万円、中間純損失は約6,000万円と、損失幅は前年から拡大しました。会社側は通期では増収増益を見込んでいます。
直近の四半期決算を振り返ると、経常利益は数期にわたり赤字が続いており、収益性の面では厳しい状況が続いています。一方で売上高は3期連続の増収となっており、事業の拡大自体は進んでいる形です。
今回のストップ高について、9月2日時点で明確な適時開示や新規ニュースは確認できていません。過去の値動きを踏まえると、業務提携や新製品発表などの材料開示によって株価が大きく動く銘柄であるため、今後発表される適時開示情報や決算進捗の内容が焦点になります。
なお、同社は6月にはTMIプライバシー&セキュリティコンサルティング、ミントウェーブの2社とエンドポイントセキュリティ市場向けの顧客紹介契約を締結するなど、販路拡大に向けた提携も進めています。業績自体はまだ赤字が続いている段階であり、投資判断にあたっては業績動向とあわせて材料の内容を確認することが重要です。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。株価は2026年9月2日9:29時点の情報に基づいています。
もし、時間があったらyotubeを5分聴いてくれ!いや、3分で良いので聴いて下さい。
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