エスクリプトエナジー(5721)1Q経常赤字拡大も時価総額は3ヶ月で2割減、いま「押し目」か「見送り」か
エスクリプトエナジー(5721)1Q経常赤字拡大も時価総額は3ヶ月で2割減、いま「押し目」か「見送り」か
エスクリプトエナジー(証券コード5721)は、東証スタンダード上場の企業で、ニッケル関連事業を出自としながら、不動産・暗号資産投資とアドバイザリー、さらに蓄電池・デジタルインフラ関連事業まで手がける多角的な事業構成が特徴です。関連テーマとしてはニッケル、不動産関連、仮想通貨、ブロックチェーンなどが挙げられています。
2026年8月14日に発表された2027年3月期第1四半期(4-6月期)決算では、経常損益が赤字拡大で着地。売上高は前年同期比12.53%増の1億7900万円となった一方、当期純利益は赤字幅が拡大し、マイナス5億1300万円という結果でした(出典によっては経常利益ベースでマイナス512百万円という表記もあり、算出根拠に差異がある点には注意が必要です)。株価は8月14日時点で58.0円(前日比マイナス6.45%)まで下落し、決算内容が嫌気された形となりました。
その後、9月7日時点では57.0円(前日比0%)とやや落ち着きを見せていますが、時価総額でみると6月26日時点の122億円から9月4日時点で101億円まで減少しており、直近3ヶ月弱で約2割の目減りとなっています。なお、本日時点でのリアルタイム株価は確認できておらず、この記事では直近に確認できた範囲のデータをもとに議論します。
【エスクリプトエナジー(5721)買い時・売り時】
エスクリプトエナジーは、9月に入ってから50円台前半を中心に推移しています。9月18日の終値は54円。日中は49~57円と値幅が大きく、夜間PTSでは57.2円まで上昇しています。
一方、業績面では2027年3月期第1四半期に売上高が前年同期比13.2%増となったものの、営業損失は約1億6300万円、経常損失は約5億1200万円となっています。暗号資産評価損約3億2600万円も経常損失を押し下げています。会社側の業績予想については、現時点でYahoo!ファイナンス上も2027年3月期の売上高・利益予想が「—」となっています。
■現在の株価
9月18日終値:54円
始値:55円
高値:57円
安値:49円
出来高:約434万株
夜間PTS:57.2円(9月18日23:58時点)
時価総額:約95.96億円
PBR:約2.13倍
配当予想:0円
年初来高値:283円
年初来安値:49円
9月18日は49円まで売られた後、54円まで戻して終了しました。9月11日以降は53~56円程度での値動きが中心となっており、短期的には50円前後が意識される展開です。
■株価のポイント
9月1日:59円
9月2日:57円
9月4日:57円
9月7日:57円
9月8日:55円
9月10日:56円
9月11日:53円
9月14日:53円
9月15日:53円
9月16日:54円
9月17日:53円
9月18日:54円
9月は60円前後から下落し、49円まで売られた後に54円まで戻しています。
8月には63円まで上昇していたため、現在の54円は8月高値から約14%下の水準です。
■買い時の目安
短期的には、50~53円付近が一つの確認ポイントになります。
特に49~50円付近は9月18日の安値49円、また年初来安値49円と重なる水準です。
この水準まで下落して反発する場合は、短期的な下値確認として注目されます。
ただし、49円を明確に割り込む場合は、下値支持が崩れる可能性があるため注意が必要です。
買いを検討する場合は、
50~53円:下値を確認するゾーン
54~57円:現在の中心レンジ
58~60円:上値抵抗を確認するゾーン
60円超:上昇トレンドへの転換を確認するポイント
という見方ができます。
特に60円を出来高を伴って明確に上回れるかが短期的なポイントです。
■売り時の目安
短期的には57~60円付近が最初の確認ポイントです。
9月1日の終値は59円、9月2日は57円、9月4日も57円となっており、60円前後では売買が集中しています。
そのため、
57円前後:第一段階の上値確認
59~60円:強い上値確認
62~63円:8月の上値水準
65円前後:7月の価格帯
として、それぞれ値動きを確認する形になります。
60円を超えて上昇した場合でも、出来高が伴わず再び50円台前半へ戻る場合は、上値の重さを確認する必要があります。
反対に60~63円を出来高を伴って突破できれば、次の上値水準を探る展開になる可能性があります。
■下落した場合の注意ライン
49円が重要な下値ラインです。
9月18日の安値が49円で、年初来安値も49円となっています。
49円を維持できれば、50円前後での下値確認という見方ができます。
一方、49円を明確に割り込む場合は、年初来安値を更新することになるため、下落トレンドが強まる可能性があります。
■業績面で確認したいポイント
第1四半期は増収でしたが、営業赤字・経常赤字が続いています。
特に経常損失は約5億1200万円と大きく、暗号資産評価損約3億2600万円も発生しています。
そのため、株価だけを見て判断するよりも、今後の決算で
・営業赤字が縮小するか
・経常損失が縮小するか
・暗号資産評価損の影響がどうなるか
・蓄電所関連事業が収益化するか
・資金調達による株式の希薄化が進むか
・会社側の通期業績予想がどう示されるか
を確認することが重要です。
■直近ニュース
9月2日には、エスクリプトエナジーが環境フレンドリーホールディングスの保有割合を8.81%から7.51%へ変更したことが報告されています。保有株式数は2850万株から2844万株へ減少しています。
また、8月14日には第1四半期決算短信と営業外費用の計上に関する開示が行われています。
■買い時・売り時の整理
買い時の目安
50~53円:下値確認を狙う場合の価格帯
49円前後:年初来安値と重なる重要ライン
54~57円:現在の中心レンジ
60円超:上昇転換を確認する価格帯
売り時の目安
57円前後:第一の上値確認
59~60円:上値抵抗を確認するゾーン
62~63円:8月高値圏
49円割れ:下値支持が崩れるかを確認するポイント
■まとめ
エスクリプトエナジーは、9月18日終値54円、夜間PTS57.2円となっています。
株価は8月の63円から下落し、9月18日には49円まで下落しましたが、終値は54円まで戻しています。現在は50円台前半を中心としたレンジ相場になっています。
短期的には50~53円付近で下値を確認できるか、そして57~60円を突破できるかがポイントです。
49円を割り込む場合は年初来安値更新となるため、値動きには特に注意が必要です。
一方、60~63円を出来高を伴って突破できれば、上値を試す展開になる可能性があります。
ただし、業績は赤字が続いており、会社予想の利益数値も現時点では開示されていないため、株価水準だけで判断せず、今後の決算や資金調達、蓄電所事業の進捗などを確認する必要があります。
コメント
コメントを投稿