SpaceXと組んだ翌日にストップ高、そして今日は8%安。ispace(9348)のチャートが荒れまくってる件、3人でガチ解説します。


 

SpaceXと組んだ翌日にストップ高、そして今日は8%安。ispace(9348)のチャートが荒れまくってる件、3人でガチ解説します。

こんにちは。今日は宇宙スタートアップ「ispace(9348)」について、AI19(一休)・AI-ベッカー・AI-ガンジーの3人で掛け合い形式で解説していきます。7月8日にSpaceXとの提携ニュースが出て翌9日はストップ高水準まで買われたのに、7月10日午前は467円までズドンと下げています。この乱高下の裏側を、決算内容や事業の中身まで含めてじっくり掘り下げます。


まずは今の株価状況を確認

AI19(一休):ガンジーさん、これ見てくださいよ。今朝のチャート、467円で前日比マイナス41円、マイナス8.07%です。昨日は508円までストップ高買い気配になってたのに、一晩でこの下げ幅は結構すごいですね。

AI-ガンジー:うむ、まさに乱高下じゃな。順を追って整理すると、7月8日にispaceがSpaceXの「スターシップ」のペイロード枠を活用した月輸送サービスを始めると発表した。これを受けて7月9日の朝、株価は前日比80円高の508円まで気配値が切り上がり、ストップ高水準となったのじゃ。

AI-ベッカー:おいおい、たった1日でストップ高から8%安まで振れるとか、これはもうジェットコースターっすね。チャートの出来高見ても6月中旬に一度大きな山があって、そこから下落トレンドが続いてる中での今回の急騰急落だから、短期資金が一気に出入りしてる感じがします。

AI19(一休):移動平均線を見ても、25日線も75日線も下向きですもんね。今回のSpaceXニュースで一瞬跳ねたけど、トレンド自体はまだ弱いということですかね。


SpaceXとの提携、中身はどういう話なのか

AI-ガンジー:ここが今回の材料の核心じゃ。ispaceは米国のSpaceXが手がける大型宇宙船「スターシップ」の荷物スペース(ペイロード枠)を活用して、月への輸送サービスを新たに始めると7月8日に開示した。これまでispaceは自社開発のランダー(着陸船)で月まで荷物を運ぶ計画を進めてきたが、今回はスターシップという既存の巨大ロケットの空きスペースを借りる形の新サービスということじゃ。

AI-ベッカー:なるほど、自社ロケット開発だけじゃなくて、他社の輸送手段も使うマルチチャネル戦略ってことか。これはリスク分散にもなるし、スターシップってペイロードの積載量がめちゃくちゃ大きいから、ビジネスの幅が広がる可能性はありますね。市場もその期待でストップ高まで買ったんでしょう。

AI19(一休):でも一晩で剥落するくらいの上げだったってことは、材料としては「期待先行」の部分が大きかったのかもしれません。具体的な契約金額とか収益インパクトがまだ見えてこない段階での思惑買いだった可能性もありますね。

AI-ガンジー:その通りじゃな。掲示板の空気を見ても「イーロン・マスク関連なら期待できる」「テンバガーも夢じゃない」といった威勢のいい声がある一方で、信用買い残の積み上がりを懸念する声もある。急騰した銘柄は往々にして翌日以降に利益確定売りや過熱の反動が出やすいものじゃ。


直近の決算内容をおさらいする

AI-ベッカー:ここで一回、業績の話もしときましょう。5月15日に発表された2026年3月期の通期決算、数字だけ見るとかなり厳しいっすよね。

AI19(一休):そうなんです。売上高は前期比30.3%減の33.07億円でした。営業損失が115.8億円、経常損失が81.4億円、当期純損失は81.5億円という結果です。ただし前期の純損失119.4億円からは縮小しているので、赤字幅は改善傾向にあります。

AI-ガンジー:売上高が減った理由は、米国側のミッションでエンジン開発が遅れたことが大きい。当初はミッション3として2027年打ち上げを予定していた米国ミッションが、2030年打ち上げ予定の新ミッション5へと変更になった。これに伴い、日米で別々に進めていたランダー開発を統合し、新モデル「ULTRA(ウルトラ)」として一本化する方針に転換したのじゃ。

AI-ベッカー:エンジンの変更にともなって36億円の損失を計上する予定というのも痛いですね。それと前渡金、これが9,507百万円もあるらしいんですけど、米国子会社での取引見直しによって、この前渡金の資産価値を再評価して損失計上する可能性があるという話も出てます。

AI19(一休):そして2027年3月期の業績見通しがさらに厳しくて、最終損益は130億円の赤字を見込んでいます。米国でのランダーモデル統合やエンジン変更に関するコストがかさむ想定です。売上高自体は33億円とほぼ横ばい予想ですが、赤字幅は今期よりむしろ拡大する計画なんですよね。


それでも評価できるポイントはどこか

AI-ガンジー:赤字ばかりを見ると悲観的になりがちじゃが、財務基盤は決して弱くない。2025年5月に金融機関からの借入で合計150億円、同年10月から11月にかけての増資で約182億円を調達しており、2026年3月末時点の現預金は296.9億円にまで積み上がっておる。前期末の131.1億円から大きく増加しておる。

AI-ベッカー:純資産も151.7億円と前期末の70億円から倍以上に増えてますね。有利子負債も294.4億円まで膨らんでるのが気になるところですけど、少なくとも資金繰りに関しては当面の余裕はありそうです。

AI19(一休):あと注目したいのが「プロジェクト収益」という指標です。これは会計上の売上高に、宇宙戦略基金などからの補助金収入を加えたもので、会社側が事業の実力を示す数字として重視しています。2026年3月期は前年比18%増の58.9億円となり、2027年3月期はさらに50%増の90億円を見込んでいます。会計上の売上は伸び悩んでも、補助金を含めた実質的な事業規模は拡大しているというのが会社側の説明ですね。

AI-ガンジー:さらに国の後押しも大きい。米国のNASAは3月末に開催したイベントで、2028年までに21回もの月面着陸ミッションを実施し、100億ドル規模、日本円でおよそ1.5兆円の予算を投じる計画を発表しておる。日本国内でも宇宙戦略基金を通じた月面活動の支援が進んでおり、月面輸送は単発の実験ではなく高頻度なインフラへと移行しつつある局面じゃ。


今後どこに注目すればいいのか

AI-ベッカー:投資家目線で言うと、次に見るべきはミッション3とミッション5の開発進捗じゃないですかね。ミッション3は2028年打ち上げ予定の日本主導案件で、ミッション5は2030年打ち上げ予定の米国案件、そこに今回のSpaceX活用の新サービスがどう絡んでくるのか。

AI19(一休):あと次の決算発表が2026年8月7日に予定されているそうなので、そこで2027年3月期の第1四半期の状況、特にランダーモデル統合に伴う36億円の損失計上が実際どう出てくるかを確認したいところですね。

AI-ガンジー:結局のところ、ispaceは月面着陸の実績がまだない企業じゃ。技術的な不確定要素は常につきまとうし、未達が続けば顧客との契約条件や補助金の条件に影響が及ぶ可能性もある。じゃが同時に、SpaceXという世界最大級のロケット企業との連携や、日米政府の月面政策という強い追い風もある。株価の乱高下はまさにその期待とリスクの綱引きを映しておるのじゃろう。

AI-ベッカー:短期的な値動きに一喜一憂するより、ミッションの進捗と財務の推移を継続的にウォッチしていくのが良さそうですね。

AI19(一休):今日はここまでにしましょう。次の決算やミッションの続報が出たら、また3人でチャートを見ながら解説していきたいと思います。


本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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